大阪万博のチケット販売開始が真夜中の午前3時だった

大阪万博が失敗しそうなのを叩くのが楽しい皆さん、お元気でしょうか。

私は、大阪万博が楽しみすぎるために、工期が遅れるニュース見るのも嬉しい、問題点をdisるのも楽しい、私のdisりは愛のある指摘だしお金は出すお客だから……、という、一番面倒なタイプの大阪万博アンチです。

厳密には愛知万博懐古厨です。NHKがオレンジホールのココロツタエ合唱ムービーを再公開してくれるまで死ねない。大阪万博開催記念で名古屋のどっかで公開したりしませんか。

大阪万博の開催自体に反対している方はチケットを買うわけがないので気付きようが無いのですが、タイトルの通り、この間の万博のチケット販売開始が真夜中の午前3時ぐらいだったという事実を忘れ去られたくなさすぎてこのブログを書いています。

 

 

○前日に全く告知されない販売開始時刻

2023/11/30は大阪万博の開催500日前ということで、そこに合わせて前売り券のチケット販売が開始しました。

参考のために書いておくと、東京オリンピックは2020/07/24(延期前開会式)の442日前に抽選予約開始、愛知万博547日前に第一期の販売が開始したため、前売りのスタート時期としては普通だったと言えます。

 

私が前売り販売開始に気付いたのは11/29、前日ギリギリでした。すっかり忘れていましたが、大阪万博の公式Twitterがチケット販売日の告知をしてくれていたので直前で気付くことができました。

 

 

販売前日の11/29には

#大事なことなので5回言います 

大阪・関西万博前売チケット販売開始は明日!

大阪・関西万博前売チケット販売開始は明日!

大阪・関西万博前売チケット販売開始は明日!

大阪・関西万博前売チケット販売開始は明日!

大阪・関西万博前売チケット販売開始は明日!

と猛アピールをしてくれているのですが、明日の『何時』からなのかという、非常に大事なことを言ってくれていなかったのです。Webサイトをくまなく探しても11/30と日付が書いてあるだけで、どこにも時刻がありません。英語にすれば日本時間以外の表記もあるかもと思ったのですが、他言語表示に変えてもやっぱり時刻は書かれていません。

オンライン販売だし、時間を明記しないということは午前0時スタートもあり得るのか?と考えた私は、どうにか起き続けることにしました。

10分前からサイト繋いでおいて、「この画面が表示されている状態でお待ちください」と書かれた画面を開いたまま待ちます。0時になった瞬間、画面には何の変化もありません。更新ボタン押してもダメです。家の中で一番正確な電波時計を見てもやっぱり0時3分を回っています。Twitterを見ても、誰もまだ販売サイトに入れていないようでした。

そのまま0時40分ぐらいまで粘っていましたが、ついに販売は開始せず。まあ、明朝の9時とか10時に販売開始して、それと同時にTwitterでも告知入れるんだろうぐらいに考えて寝ました。

 

翌朝、11月30日7時20分。朝起きた瞬間、「売っとるやんけ!!!!!」とビビりました。「え?え?」と朝からキョドりながら、自分の欲しい分を購入。24,000円お買い上げー。東京オリンピックに比べるとかなりアッサリ買えました。

チケット確保できて安心したのもつかの間、あることに気付いたら朝から急に腹が立ってきました。

 

○そんなに怒ることではない個人的キレポイント

朝の、就業前の時間に販売開始していたのを知った瞬間、「ああ、開始時刻を意図的に通知しなかったんだ」と分かってクソ腹が立ちました。Twitterを見る限り、最も早く買った人が午前3時~3時半だったようです。

午前3時。午前3時て。

じゃあそれはそれで予定されていた時刻での切り替えだったんだな。夜間の接続が少ない時間にやりたいから、開始時刻を通知しなかったんですね?

なお、全券種の在庫が潤沢なおかげで、特に大きな問題は発生しませんでした。これで欲しい券種売り切れてたら暴動だった。大阪万博に行く気マンマンで、週のド真ん中に午前0時過ぎまで起きていた人の翌日の生活がちょっと眠たくなったぐらいのことです。

無事に買えたのだから、何も怒るべきことは無いのですが、自分こういう、複数人が意思決定に関わった上でお粗末な仕事されるのがド地雷みたいです。これが広報サイドだけの告知「忘れ」だったらまだ許せたんですけど。技術的な事情なりスケジュールの問題なりがあるからって、客には告知せずに行きましょうねーっての、複数人で決めて問題ないと思ったんですよね?開始時刻がわからなくて待ちぼうける人間は大した問題ではないんですよね?

まあチケットが潤沢だから売り切れることは無いという判断なんでしょうけど。時刻通知しないチケットサイト他に見たこと無いから釈然としない。

どんな仕事も裏ではギリギリだったみたいなのあると思うんですけど、大阪万博は500日前にしてすでにもうダメそう。ダメなのに、ダメと言い出すことを許してもらえなさそう。いや、これは私の勝手な憶測ですが。

 

○入場料の問題

大阪万博の問題点は多くのメディアでとっくに指摘されています。金と工期とカジノ、そしてそれらすべての根本的原因である夢洲という立地です。

堺市議会議員の野村ともあき氏のブログ記事がわかりやすくて個人的におススメです。

2025年大阪万博 開催に向けての課題 その1 - 野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

その2 2025年大阪万博 開催に向けての課題 - 野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

その3 2025年大阪万博 開催に向けての課題 ~2005年 愛・地球博を振り返る(開催準備編) - 野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

その4 2025年大阪万博 開催に向けての課題 ~2005年 愛・地球博を振り返る(投資と経済効果編) - 野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

 

野村氏のブログのすごいところは2018年に書かれていることで、ここで挙げられている問題点は2023年の今でも全く解決しないまま来ています。

 

その中でも入場料の話は2023年になってもう少し詳細がわかってきました。

2023年6月に万博の入場料が決定された際の報道では、大人の会期中一日券を7500円に設定すると来場者数は3036万人収入は1253億円になるだろうという万博協会の見積もりがあったそうです。そんなバカな。

1人あたりの入場料が4000円になるだろうというのはわかります。大人の一日券は7500円ですが前売り券はそれより安く販売されること、子供の料金が安いこと、通期パスのリピーターが来ること、そういった諸々の割引を考えれば多分それぐらいになるだろうというのは私の個人的な直感に合います。

問題は来場者数の方です。野村氏のブログの表現を引くなら、『USJと比較すると半年750万人の実績に対し3000万人の目標ということで、実にUSJの4倍の集客をしなければいけない計算です。率直に申し上げて極めて高いハードルであると感じます。』

 

この入場料収入は運営費に充てる予定です。来場者数は3000万人という目標の数字が独り歩きしていつのまにか見込みに使われている一方で、客単価だけはリアリティがあるため、来場者数が減ったらその分だけ単純に運営費が赤字です。もう一度言います。3000万人程度入場しないと運営費が赤字ですが、これはUSJの4倍の集客が必要です。

厳密には運営費は809億円の見積もりで入場料収入の1253億円を下回っていましたが、今後運営費の側が膨れ上がりそうなので、やっぱり来場者数3000万人程度が損益分岐点になるのではと推測しています。詰んでない?

 

建設費の増額が盛んに報道されていますが、運営費も絶対厳しいことが予想されます。運営費に関しては国庫からは出さない、という当初の取り決めがあったのですが、運営費とは別に「警備費」という名目で200億程度を国が負担することがすでに決定しました。要するに、運営費が厳しいのでどうにか理由つけて運営費を国が持つことにしたというだけの話です。

 

○おススメのチケットの種類

さて、あまりそう思えないでしょうが、私は心底大阪万博を楽しみにしており、別に失敗してほしいわけではないのです。建設業界の人間で工期が間に合うと思っている人間がただの一人もいないあたり、2026年への延期が現実的なライン、もっと悪ければ中止だろうと予測はしていますが、24,000円支払ってチケットを既に購入済みです。チケットのキャンセルは不可、公式リセールはありません。

皆さんにも同じ目にあってほしいので、おススメのチケットの買い方を紹介したいと思います。

 

【公式サイト】

https://ticket.expo2025.or.jp/

 

今販売している券はどれもお得感があるので、正直どれでも良いのですが、ある前提を覚えたうえで、自分に合った券を選んでもらえればと思います。

前提とは、「開幕直後は空いていて、終わりが近づくに従ってドンドン混む」ということです。特に、開幕直後が空くというのはかなり意外かと思いますが、3月の愛知万博は事前予約必要なパビリオン以外はガラガラでした。ここを是正するため、開催期間の前半ほど安い価格設定になっているわけですね。

 

・開幕券 大人4000円

一番安いが、4/13-4/26と入場できる期間が2週間だけに限られているチケットです。2025年(または2026年)の4月の予定の見通しが立てられて、絶対に行ける!という人には間違いなくお得なチケットです。思ったよりは混雑しないはず。

 

・前期券 大人5000円

4/13-7/18に入場可能な、利便性と価格のバランスの取れたチケットです。

後述しますが、超早割一日券と前期券は好みの差で選べば良いが、早割一日券と前期券を比べると前期券の方がお得に思います。

 

・超早割一日券 大人6000円

お金に余裕があれば、現状これが一番おススメです。後半ほど混むので、超早割一日券を取っても、前期に行くことを勧めます。

それなら1000円安い前期券でいいじゃん、と思われるでしょうが、この超早割一日券は、来場予約とパビリオン予約の優先権がついています!なぜかこの、一番大事な優先権の話はチケット一覧のページには載ってません。Q&Aのページをくまなく探すと見つかります。

超早割一日券の販売は2024/10に終了し、それ以後は一段高い早割一日券に切り替わります。超早割の方が早割より絶対お得です。

 

・通期パス 大人30000円

5回以上行くぞ!という近隣の方向け。ただ、おそらく9時開場なのにもかかわらず、11時以後しか入場できないという制限があることに留意。

 

・夏パス 大人12000円

この中で一番おススメしません。混む上に暑くて、11時以後しか入場できないからです。ただ、大阪市内の子供に夏パスを配布するという話があるので、付き添いの親御さんが購入するにはピッタリかもしれません。

 

○人類が誰でもミスりそうな来場日時予約システム

あと、来場日時を予約しないと会場に一切入場できないという罠システムがあるので、これはチケットの購入とは別で予約を入れる必要があります。なんで?

これが怖いのは閉幕が近づいてきた9月10月で、たとえば、チケットは売ってるけど、買ってみたら土日の来場予約が埋まってしまっている、みたいな状況あり得ると思うんですよね。キャンセルと公式リセールができないので、どうにか平日に行ける人を謙譲先探さないといけない。あるいは、夏休みに来場予約が集中して、夏パスを買ったのに全然子供が行けない、とか。勝手な妄想ですが。

毎日16万人以上入れないと3000万人達成できないので、来場日時の枠数がガバガバな可能性はだいぶありますが、シンプルに予約が面倒くさいです。これとは別にパビリオン予約もあるはずなので。

普通だったら、会場の前に列作らせればいいだけだと思うんですが、会場や交通の混雑を緩和するために来場日時予約が必要……ということみたいです。だから、そこまでの入場制限をしないと詰む場所に3000万人入れるのは無茶なんだって。